ちゃくちゃくと進む構成主義社会

政官財がしているのは、人を類型に分け、類型ごとに社会の見方がさまざま変わるという構成主義社会なのです。たとえば、同じ社会でも、主婦が見た場合とサラリーマンが見た場合では違うようにみえるようにしています。主婦が見ると平和な社会にみえ、サラリーマンがみると金を吸い上げる電盤のようにみえます。子供が見た場合は、夢の世界のようにみえるでしょう。しかしそういう構成主義社会を実現するには、人々の思考を徹底的に規律し、自然の権利を犠牲にするという悪魔のような社会となります。人は事実を無視し、社会的にのみものごとを評価し、ますます生気のない思考奴隷社会になるでしょう。これだけ豊かになったのに、政官財の馬鹿たちは、自然の豊潤さを無視し、ますます人為的な社会にしようとしているのです。