日本の子供は若くして腐老

小学生が「先生もお金もらったの」とか訊く
そうでなくても、日本の餓鬼は何かと政治に鋭い
利にさといというか。それで賢いと思っているんだろうが
私の中の「賢い」の定義は、自然科学上の発見を
する者と決まっていたので、腐老な人間を
すごいとも思ってなかったし、なろうとも思ってなかった
政治に関心が出てきたのもつい最近のことで
これは大人になったから仕方なく、だ
大学時代までは政治と何の関係もない抽象数学に
没頭していた。なぜかというと政治なんかより
抽象数学がもっとも難解かつ知性を傾注
するのに値すると判断していたからだ
しかし、東大にいるような人は
10代からすでに老獪で、大学の講義を聴きながら
ニヤニヤしている人が多かった
教授が何か政治的現実をほのめかして
それに反応するらしかった
また、入学直後から人脈作りにはげむなど
政治的現実に忠実な人間が多かった
これが文型だけでなく理系でも盛んなのだから
東大は全学部が政治機関かのようだ
私は政治が一番学問としてつまらないと
思っていたし、政治的現実は生まれてずっと
無視してきたのでさっぱり彼らの消息がつかめなかった
まあいずれにせよ日本は人工に傾き過ぎだということだ
私はその逆を行き、自然を重視するので
今まで本当に生きにくかった
日本の社会システムには恨みつらみしかない