就職して調子に乗っている方々へ

就職して正しくなったのではなく、見る夢が変わっただけだよ。お前は働き出して、子どもや学生を幼稚なものとして馬鹿にし始めたかもしれないが、彼らは彼らの夢を見、お前はお前の夢を見ているだけ。お前の夢の中では子どもや学生が馬鹿に見えるだけ。お前はこれからひとしきり、金を求めて夢の中で働くことになるだろうが、40代くらいになってその夢が覚める。その頃に段々本当の現実が見えてくる。結局、お前の人生は、自民党の意図で官僚機構が見せていた夢だったことに。すべてが夢である以上、夢の中身には価値が無く、夢自体、またはその夢の管理自体に価値があることに気づかされる。そのときにどうだ、お前は深く絶望するしかないぞ。自分のやってきたことが無価値だと宣言されるのだから。お前は夢の中で確かに享楽を感じたが、それと引き換えに、遠い将来において、全てを剥奪されると言う地獄を味わうことになる。不勉強で無能な者でも高性能な人間になれるこの夢の世界で一時の享楽を味わうか、それとも空疎な夢から脱却して現実を直視し、人生全体に内実を伴わせるか。俺は後者が優れていると思う。