法律家のペテン的なところは、

日本法が定義上西洋法を仮装し法が政治的格闘の結果だと思わせておいて、本質的には醜い政治目的に奉仕する独断論的ドグマとなっていることを黙っていることである。誰でも日本法を見れば議会の法律制定権や三権分立や民主主義があるので日本は西洋社会の水準に達した平和で民主的な社会だと勘違いする。ところがどっこい、ここはたんにゴミクズ政治家とそれを助けるドグマ(魔術師)が政治支配する醜悪な古代的社会であり、法律や教科書に書いてあるような理想論は実在しないのである。しかし、何かの判例でもあったが、フィクションがあまりに精巧過ぎて虚構を現実と見間違う場合があるのであり、日本の場合はまさにそのような社会である。虚構という作品があまりに精巧であるため、子どもなどはそれを実在と誤認しているし、また、誤認してもやむをえない事情がある。ゆえに、教科書に書いてあることを実在と信じた子どもを攻めることは出来ないし、もしかすると教科書に従って真面目に人格形成をした者もいるかもしれないから、あとになって、それは虚構です、現実にはありません、などということは、健全な社会の許容限度を逸脱する醜悪な詐欺行為である。むろん、ドグマはこれを詐欺とは構成しないであろうが、客観的事実としては詐欺なのである。