日本は北朝鮮以下、法執行は正義のためでない

広島少年院の教官4人を逮捕 収容少年らに暴行容疑

2009年6月9日17時29分

 広島地検は9日、広島少年院(広島県東広島市、佐藤公昭院長)で収容されている複数の少年に暴行していたとして、いずれも同少年院法務教官の田原克剛(43)、松本大輔(29)、野畑勝也(32)、菅原陽(26)の各容疑者を特別公務員暴行陵虐容疑で逮捕したと発表した。

 地検によると、教官4人は08年3月〜09年3月、収容されていた少年を殴ったほか、口元に洗剤の容器を押しつける▽紙おむつをはかせる▽トイレに行かせずに失禁させる暴行をした疑いが持たれている。

このようなニュースを見ると、正義が行われたと勘違いするが、そういうことではない。この教官らが逮捕されたのは、あくまで法律という名の国家プロジェクトを逸脱したために、制裁として抹殺されたのである。「特別公務員暴行陵虐罪」というのはもっともらしいが、このような罪が存在する根拠を憲法まで探っていけば、何もないことが分かる。特別公務員暴行陵虐罪などというもっともらしい法律を作り出したのは、特別公務員が暴行陵虐をしがちであり、これをされると官僚の計画にとって困るから、大義名分を置いておく、ということでしかない。少年院というのは大義名分で騙しておいて少年を社会に都合のいい人材に作り変えるための工場であって、その工場で働くように命令されている官僚の手下が与えられた奴隷作業に反したので処分された、という北朝鮮的な事実を、うまく言い換えただけのニュースである。日本は北朝鮮以下の現実しかないが、それを塗り潰して判子絵にして流すという独特かつ変態な習慣があるだけだ。