2010-12-04から1日間の記事一覧

まあそもそも自由の修正という意味不明なものが社会の理念という時点でおぞましい。もっとおぞましいのは、憲法では、自由も修正も定義がなく、これは事実としては判断者が修正だとしたものが修正になるのである。裏を返せば、いかようにも自由を制限できる、と言っているにすぎない。事実としては、権力者の都合でいかようにも自由が制限されるという憲法の下で支配されているのである。たんに生活上の実害があるというだけなく、このような理念しかもたない精神的に貧しい国という点でも、どうしようもない絶望感がある。

一定の権威付けされた認識体系による事実の独断を通して、社会に対して一定の機能を及ぼす、というのが日本のやり方で、こういう特殊なやり方によって、解釈は立法である、という不思議なことが可能となる。しかしこれは要するに先にしたいことがあるのだが…

そういえば取材に対する放映の期待権は原則ありませんという最高裁判決があったが、

あれも読めば読むほど糞だと思ったものだ。これは要するにNHKの取材どおりに放送されると思っていたのにされなかったということで争ったものだが、一審は、何も基準を立てずに、部分的に期待権侵害があります、とした。まず、期待権なんてものがどこから…

ある会社の社長がメイプルソープを日本国内に持ち込もうとした事例につき、東京税関長が関税定率法所定の「風俗を害すべきわいせつな図書」にあたるとして、持ち込みを認めなかった。さてここで、関税定率法がなぜ「風俗を害すべきわいせつな図書」の輸入を…