結論。日本社会は真にゴミクズ。

id:nomurayamansukeが「憲法は矛盾していないよ」というときの意味は、確かに人権と公共の福祉の2つを保障すると書いてあるが、何をもって人権といい、何をもって公共の福祉というかは、憲法は何も述べていないのだから、その限りでは矛盾はない、という意味である。こういうのを神学的解釈とかドグマーティクというが、子どもは憲法に書いてある文言を社会的機能と勘違いしているので、このりくつが分からない。人権と公共の福祉を保障するという場合、子どもは、思想上の人権とみんなの幸せをいずれも守るのだと思っている。よもや、憲法において、人権とか公共の福祉の意味内容が「まだ存在していない」ことを知らない。人権というからには西洋でいうような人権の意味内容が入っていると思っているし、公共の福祉はみんなの幸せで、みんなの幸せというものが実在しているという前提で考えている。だからどう考えても矛盾だと考える。しかし、大人から見れば、人権や公共の福祉は、そう書いたけれど、意味は政治家が決める、と思っているので、何も述べていない以上、矛盾なわけがない、と思っている。背後には、子どもが、法を社会機能と思っているのに対して、大人が、法を単なる聖書と思っている、という違いがある。子どもは法を実体として扱い、大人は認識として扱う。結局のところ、法をどんなものと考えるかの問題に帰する。