2010-09-14から1日間の記事一覧
既にこのブログでも散々述べられていることですが、日本の学歴制度というのは東大を頂点としたピラミッド型ヒエラルキーなのですが、東大に入れるということはすなわち事務処理マシーンとしての能力に優れるということです。東大に入れたからといってそれだ…
これまで高収入とされてきたような職業、例えば弁護士や医者なども今後はどんどん弱い者から淘汰されていくだろう。また、支配者層たる官僚と言えども例外ではなく、次官クラスならまだ美味しい思いもできるが、ヒラで学閥もなく(つまり東大卒でなく)成績…
ここに書いてるのは「本当の私」だが、別に私は引きこもりなんじゃなくて、仕方なく存在する「社会的な私」というのがある。そっちもそれなりに切実なので、無視出来ない。それでちょっとおかしくなる。ノイローゼ気味になる。これは現代日本人の精神状況と…
そもそも個々人の幸福を全体の利益に繋げるなんてことは矛盾しているわけでもともと不可能である。矛盾しているのに矛盾していないと言い張るから世の中がおかしくなる。そこに潜んでいる真の論理は生産性である。自由に競争させてそれをこっそり管理するの…
たいていの人は本当は気づいていないが、暗い社会の影は大学入試のときから忍び寄っている。たとえば、大学入試でおなじみの数学の試験勉強は、真の意味での数学の勉強ではない。ベネッセなんかの模擬試験をみると、入試問題としては知恵を振り絞って作った…
老人が作ったプランの一部を構成するだけです。たとえば学校であれば、文部科学省の書いた紙のとおりに、ただの人が先生を演じます。裁量ありません。そこにいるのは先生というほどの人間ではないのです。家に帰ったらテレビゲームをしているような人間が、…
社会を作るには、フランスのように自由を認めてしまうか、律令制のように完全に管理してしまうか、どちらかしかないのです。自由も管理も同時に認めるなどという論理はありません。しかし日本法は憲法12条でそれを認めています。日本法全体は憲法12条に…
には「自由は、他人を害しないすべてをなしうることに存する。その結果各人の自然権の行使は、社会の他の構成員にこれら同種の権利の享有を確保すること以外の限界をもたない。これらの限界は、法によってのみ、規定することができる。」とあります。これが…
受験競争により選抜された人々(知識複合体)が知恵を使って国民を巧妙に支配しているという現実を認めると屈辱感を感じるので、それから目をそらそうとする。妄想、陰謀論というもっともらしいレッテルがぽんぽん飛び出すが、要するに支配の事実を頭から消…
まあ全体として何をしているかというと、異常な生産性を目途とした、矛盾し合うものであふれているシステムなので、それがなるだけ矛盾しないように反復継続して魔法を流しているわけですよ。そういう業務があるんでしょう。そしてそういう業務があるという…
「無職です」「へ?ああ・・・そうなの」「何ですかその変なリアクションは。失礼ですね」「え、いや、無職と聞いたもので、つい」「働いているか働いていないかで差別をする者はクズです」「しかし、憲法に勤労の義務と書いてあるじゃないですか」「あれは…
論理が理解できない馬鹿な日本人が作り出したものです。某id:U-tanはこれを指して海とかおっぱいとか愛と言っているようですが、ただの非論理と分裂病です。ものは言いようですね。そういえば、「愛で頭痛は治る」とか言っていた東大生タレントもいました。…
もし、憲法12条を公共の福祉一元論と理解すれば、公共の福祉にかなうような刑事権力の行使は、正当化されます。ゆえに、刑事訴訟法第一条は、かならずしも矛盾ではありません。しかし、12条を多元論と理解すると、刑事権力は法律に明確に規定されたこと…
矛盾した法律はすべて無効であり、無効な法体系に従って仕事をしている役人、裁判官、検察官、弁護士たちは、その存在自体矛盾です。
フランス人権宣言4条の世界とは、個々人の活動に社会的意味を与えず、完全に自由にしておくということである。そこでは意味も無意味も、生産も無駄もない。ただ人がそうある、というだけである。それぞれの活動を社会的意味につなげるということをしない。…
私はこのような自然な多元社会こそ理想的だと思うので、是非実現してほしいが、ホープレスだというのなら、いっそ明確に一元化してもらいたい。もともと日本は江戸時代、明治時代を通して、幕府や天皇を頂点とする形で一元化されていた。戦後も、一見多元社…
ちなみに日本の現実社会を支配する論理は、政官財が設定する規律に従うという「一元論」です。よもや「多元論」ではありません。ただし、政官財はみえないところに隠れているので、市民からみると多元論にみえなくもないときがあります。しかし、それは、政…
これは基本権を公共の福祉のために使えと書いてありますが、基本権とは何かのために使わないところに本質があるので、公共の福祉のために使えとした時点で、内在的に矛盾しています。これは、公共の福祉という抽象概念が先にあり、これを至上とする一元的憲…
お上中心主義の律令法を明文化してください。一見基本権を認めるような書きぶりで、その実、基本権をないがしろにしているのが今の日本法です。戦前、天皇大権の下に国民の権利がないがしろにされていたとすると、戦後は政官財による空気の支配の下に基本権…
正しいシステムとは、他人の自由を害しない範囲においてすべてをなしうる権利を個々人に認め、最低限の共同利益のほかは共通の価値観を設定しない社会です。つまり、フランス人権宣言4条の世界です。これに対して、日本は、稠密な法制度が存在する上に、様…
車両検問で、逃げようとする車に警察官が手を突っ込んでキーを切る行為が判例で認められているのは、それが公共の福祉にかなうからです。逆に、車中のボストンバックを破り開けて覚せい剤を押収するのが違法なのは、公共の福祉の点からそれがやりすぎだから…
学者は矛盾を避けるため、公共の福祉を人権の内在制約と解していますが、12条の文面を見ると、どうみても外在制約です。そして、そもそも10条以下に列挙されている基本権は、その本質上、外在的に制約できませんから、日本憲法それ自体、破綻しています…
判例は何と言っているかというと、12条については明確に述べていませんが、刑事訴訟法などで「公共の福祉」と「人権」を同時に認めつつ、その衝突部分について、「社会通念上相当」とか「社会的相当性」とか「具体的相当性」とか「社会的合理性」といった…