日本社会では、言っていること=認識理由(定義)は滅茶苦茶立派で、やっていること=実在理由(原因)は最悪だと思っていれば間違いは無い。

こういうどうしようもない社会に参画するだけすでに負けだよ。

根が詩的な社会ゆえ現実政治という山塊のみ実在しそれ以外は幻の観を呈している。社会というより共同墓地の体で現代建築による壮麗な墳墓の間を霊魂が行ったり来りしているようで不気味だ。東京は東京大学寺からこだまする念仏を聞きながらビル群という墓場…

自分の中に、本当の自分と、公共の福祉的な自分というのがひしめきあっていて、社会の一員として公共の福祉的に配慮した文章と、自分丸出しの文章が混在することになるが、この世間で生きている限り、それは当然である。世間に配慮した文章と、自分丸出しの…

日本は深い言葉の世界

日本はほんとうによい国だろうか。表面だけみれば、自由社会、人権が保障され公共の福祉が実現された世界というふうに完璧な印象を与えるよう整備されているが、次元を深くして行動の原因を規定する最終次元をみると、情義とか情とか自己利益といったもので…

憲法や法律で自由の内在制約をしているようにみせかけて実質は外在制約をするような国では言っている事自体に意味があるはずが無い。

結局社会通念なのだから日本にそんなに素晴らしいものがあるはずがないし、日本集団主義の醜い現実を神秘化して押し付けようというのがMansukeや世間なわけで、そういうのを真に受けてると人生ズタボロになる。 日本はこの平和な時代でも人間というのはとこ…

大体街と思っていたものはただの箱の集まりで、

労働したしるしであるチケットを持っていかないと何も出来ない仕組みだから、チケットがない人は、この国ではやることはなにもなく、いくところはどこもありません。かりにチケットをいっぱい持っていても、まあスーパーの食べ物くらいしか買うべき切実なも…

文部科学省がしなきゃいけない教育というのはありもしないことを暗記させるのではなく、日本の実態をそのまま教えることです。

わが国は管理社会であり、4つの工場(学校)で教育プログラムを終えたら、社会にある各工場に配属され60歳まで働く。自宅と思っているものは労役場付属の居室であり、工場で働いて政府から貰ったチケット(カネ)で、お菓子でもゲームでも好きなものを買う…

ベチャクチャ喋ってないと関係を保てない擬似友人関係

本当の友人関係というのは、あれこれ喋らなくても関係が保てるものをいうべきである。会うたびにベチャクチャ喋らないと関係が保てないような友人関係は所詮その程度のものだからである。本当に心の底でつながっている友人関係なら、言葉は要らない。一緒に…

法の支配とは、内容の正しい憲法に法律が統率される状態をいう。

では日本法はどうか。日本法は憲法をもち、一見、法の支配が実現されているかにみえる。しかし、この憲法は実は法内容の正しさを目指したものではない。なぜなら、日本憲法は人権と公共の福祉の保障をうたうが、両者はそもそも矛盾したものであるうえに、そ…

ロンドンの町並みなどと日本を比べてみればよい。

ロンドンではあるていど規制されているものの、車が比較的ゆるやかに往来しており、多少の乱れも気にしない。人間も同じです。これは各人が自分の頭で臨機に考えて活動している証拠です。ところが日本の車社会はおぞましい。一糸乱れぬ進行です。一寸の狂い…

自分の勉強史と勉強観、そして大学入試の理念について

高校以前は、勉強した記憶がない。成績も、不良中学にして下から数えた方が早かった。そもそも登校すらしていたかどうかという有様で、親に隠れて祖父母の家に行ったりして、学校からの連絡などをきっかけに三回に一回は欠席が親の知るところとなり、叱責を…

試験がずば抜けて出来る人には重要なものが欠けている

世に試験だけはずば抜けてできる人がいる。模試でダントツトップを取ったり、桁外れの倍率の試験をパスするような人である。しかし、経験から言って、こういう人たちの考え方と勉強法は尋常ではない。彼らは、まず授業を聴かない。たいていは授業に出ないか…

集会・結社・デモ行進等の表現手段ひいては口頭表現は前世紀の遺物で時代錯誤

一般市民の表現手段として表記のような形態が存在する。確かに公権力に比肩する巨大な権力をもって表現活動を行うマス・メディアに対する対抗言論形成の手段としては、同じ意見の人々が集結して公に対し示威運動を行うことも合理的ではある。しかし、表記の…

実は巨大な日本列島刑務所の中で奴隷として生きているのに、体裁は平和な市民社会で生きていると錯覚させているわけです。これも日本語特有の空語と実語の巧妙な交錯のなせる技です。こういうペテンは生き残る上では賢いでしょうが、この空間には実質的な知…

このブログっていうのは若い人に日本の真相をばらすという趣旨しかない。

夏祭りの最中に突然前途を絶たれた無念さは察するに余りある、犯罪性向は根深く、反省もない、とか言ってるが、日本の裁判って自分で言ったことが全部自分に跳ね返っているので、私は大笑いしている。まったく恥ずかしい国だ。犯罪で成り立っている国家がこ…

請負契約において注文者、請負者、下請け者がいる場合、前二者の特約が下請けを拘束するか、という問題でも検討すれば、

日本が何をしているかはわかるでしょう。これにつき、独立の契約だから拘束しないという裁判官もいれば、最高裁のように、下請けは履行補助者だから拘束する、という考えもあります。しかし、どっちの考えをとっても、ほかの法律問題で不都合が出てくること…

日本政府が本当に手に入れようとしているのは、

個人の尊厳でなくて、この物理的に観察したままの秩序である。子どもは学校に隔離され、大人は奴隷労働をする。さきに結論が出てしまっているのであり、この物理的秩序そのものが真の法なのである。そして政治もほとんど終わってしまった感がある。色々な人…

ネットにいる中年は反省して考え方を変えろ

しかし、すごいな。こんだけ書いているのに、誰も反省している形跡がない。というか、なんだろう、この無反応ぶりは。日本人に対して、自分が嫌にならないか、という観点で書きつづけているのだが、ここまで冷静に書かれているのに、共感できないのか、まだ…

日本てのは

本当に知的に鈍感な国で(そのくせ感情的には敏感である)、言葉(というかその背後の意味)にプライドが無く、同じ語彙で空体語と実体語を使い分けて何も苦痛を感じていない。いやむしろ、それで頭が良いと思っているのである。どうみてもただの馬鹿だよ、…

システム自体終わってる

現代日本人のしていることは簡単で、ゴキブリが金と権力慾を感染させ合って一億総エゴイストとなるが、裸のエゴイストでは敗北確実なので、法律や常識や流行といった権威になるべく重畳的に自分を包摂し、自分の権威を高めた上で、具体的な人間社会の中で自…

事件番号 平成19(あ)1785 事件名 強制わいせつ被告事件 裁判所 最高裁判所第三小法廷 裁判年月日 平成21年04月14日 裁判種別 判決 結果 破棄自判 原審裁判所 東京高等裁判所 原審事件番号 平成18(う)2995 原審裁判年月日 平成19年08月23日 裁判要旨 1 上告審…

民主主義という定義で奴隷社会を実現するのだから人間のクズとしか思えない。

法律解釈というのは基本的に法律の中で生きる人間がどういう行動をとるインセンティブが働くかを念頭に行われている。法律で言っていること自体(人権保障、公共の福祉、個人の尊厳)は、無いし、どうでもいいのである。それらは、ルールをおしつける際の大…

まあそもそも自由の修正という意味不明なものが社会の理念という時点でおぞましい。もっとおぞましいのは、憲法では、自由も修正も定義がなく、これは事実としては判断者が修正だとしたものが修正になるのである。裏を返せば、いかようにも自由を制限できる、と言っているにすぎない。事実としては、権力者の都合でいかようにも自由が制限されるという憲法の下で支配されているのである。たんに生活上の実害があるというだけなく、このような理念しかもたない精神的に貧しい国という点でも、どうしようもない絶望感がある。

一定の権威付けされた認識体系による事実の独断を通して、社会に対して一定の機能を及ぼす、というのが日本のやり方で、こういう特殊なやり方によって、解釈は立法である、という不思議なことが可能となる。しかしこれは要するに先にしたいことがあるのだが…

そういえば取材に対する放映の期待権は原則ありませんという最高裁判決があったが、

あれも読めば読むほど糞だと思ったものだ。これは要するにNHKの取材どおりに放送されると思っていたのにされなかったということで争ったものだが、一審は、何も基準を立てずに、部分的に期待権侵害があります、とした。まず、期待権なんてものがどこから…

ある会社の社長がメイプルソープを日本国内に持ち込もうとした事例につき、東京税関長が関税定率法所定の「風俗を害すべきわいせつな図書」にあたるとして、持ち込みを認めなかった。さてここで、関税定率法がなぜ「風俗を害すべきわいせつな図書」の輸入を…

目的追求的人間では規範と事実が混在しているといった人がいるが、これは規範を認識と考える立場の人にしか意味が通じない。規範を実在と考える場合、規範と事実が混在しているのはただの矛盾である。規範があくまで認識だと思っていれば、事実と混在しても…

日本でありがちなフレーズ

「言葉は悪いけど損得で考えたらどうですか」・・・損得!?「言葉は悪いけど相手を騙すんだよ」・・・詐欺!?「局面局面でね」・・・ゲームボーイか「多角的、多面的に考えないとね」・・・?「間間接に聞いたんだけどね」・・・間間接?「おいしいもので…

法律家のペテン的なところは、

日本法が定義上西洋法を仮装し法が政治的格闘の結果だと思わせておいて、本質的には醜い政治目的に奉仕する独断論的ドグマとなっていることを黙っていることである。誰でも日本法を見れば議会の法律制定権や三権分立や民主主義があるので日本は西洋社会の水…

人権を公共の福祉で合理的に制限する、というドグマは、便利である。

人権を合理的に制限する、という言葉は、あらゆる勝手な利益考量を包摂できる。何でもいいから結論を出しておき、それは人権を合理的に制限した結果です、と言えば、通る。判断者が合理的と言ったものが合理的であるのがドグマの特徴だから、このテーゼは最…

社会に出る前の学生の時代には、教科書で習った概念がこの社会に実在すると思っていた。

たとえば、人権はhuman right、公共の福祉はpublic welfareという英語の概念そのままのものがあると思っていたし、あるからにはそういう精神を身につけようと努力していた。第一、私は英語の文章を大量に読んでいたので(逆に日本語は嫌いだったので国語は不…